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うつ病にも種類がある【タイプの違いで症状が変わる精神病】

精神疾患の治療

看護師

タイプを見極めます

現在増えているうつ病には、実の所幾つかの種類があります。一般的に知られているうつ病の場合には、長期間うつの症状が続くのが特徴です。この手の症状は数カ月以上継続することが多く、本人や家族もうつ病と認識しやすいと言えます。こういった比較的分かりやすい症状を示すうつ病がある一方で、中にはやや複雑な症状を呈するうつ病もあるのが厄介な点です。同じ症状が続くうつ病の場合には、無気力状態が続き食欲不振や頭痛などの症状に悩まされるのが常です。症状が現れている間は、不眠や思考力の低下といった問題も起こります。すべての行動が億劫に感じられることから、新たなことに挑戦する意欲も概して無いのが一般的です。この手の種類のうつ病は、抗うつ剤などを適宜服用することで少しずつ軽快していきます。完治まである程度の時間はかかりますが医師の指導があれば、社会復帰も可能です。逆に症状が一見軽く見えるうつ病は、時に危険な場合があります。うつ病の中には、うつ状態と躁状態が交互に現れる種類があり、こういったうつ病は時に自殺などを招いてしまうことがあるため要注意です。この種類のうつ病の場合にはうつ状態が比較的軽く、一見期間も短く見えるため心療内科医や精神科医でも見逃してしまうことがあります。

長期的フォローが必要です

現在の精神医療は、以前よりも遥かに充実する傾向があります。医師と患者とのコミュニケーションがとりやすく、受診しやすい心療内科や精神科が増えている状況です。昨今非常に増えているうつ病は、治療に長い期間を要します。そのため、医師との信頼関係が非常に重要です。最近の医療機関ではこういった傾向を踏まえて、これまでよりもあらゆる点で患者の居心地の良さを追求しています。カウンセリングの充実はもちろんのこと、徹底した検査や経過観察を行なうようになっているのが一つの傾向です。実際、うつ病は長期間観察しないと正確な状態が把握出来ないことがあります。種類によっては躁状態が混じることもあるため、状態の見極めは一朝一夕には困難です。こうしたことから、心療内科や精神科では継続的な治療を見越して態勢を整え始めています。担当医制を取り入れたり、個人に合った治療プログラムを設けるなどの方法で、長く通院出来る工夫をしているのが最近の医療機関です。今後はこういった姿勢を取り入れる診療科がますます増えていくと予想されます。これからの時代に必要とされるのは、完治まで長期に渡って患者をフォローしていく医師や医療機関の存在です。